建設物価調査会

土木工事市場単価 主要工種動向

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2024年12月調査

土木工事市場単価 主要工種動向

土木工事市場単価 主要工種動向

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東京
工種工種規格・仕様単価構成単位価格前号比気配掲載頁
鉄筋工一般構造物-t65,000
変わらず
横ばい
8
インターロッキングブロック工直線配置 6cmm26,700
上伸
横ばい
23
防護柵設置工(ガードレール)Gr-C-4E(塗装品)m9,000
上伸
横ばい
31
防護柵設置工(落石防護柵)中間支柱 柵高1.5m28,300
変わらず
横ばい
68
防護柵設置工(落石防止網)金網ロープ設置 亜鉛メッキ3,4種 線径3.2mmm25,850
変わらず
横ばい
77
道路標識設置工標識板設置 案内標識(新設)カプセルプリズム 2m2以上m298,700
上伸
横ばい
93
道路付属物設置工視線誘導標・土中・片面反射 Φ100以下 支柱径Φ60.58,820
上伸
横ばい
106
法面工植生基材吹付 厚5cmm25,950
変わらず
横ばい
129
鉄筋挿入工(ロックボルト)現場条件 I-m7,270
上伸
横ばい
149
道路植栽工高木せん定 夏期せん定 幹周30cm以上60cm未満-6,060
変わらず
横ばい
163
橋梁用伸縮継手 装置設置工補修 普通型 2車線相当-m118,000
変わらず
横ばい
183
橋面防水工シート系防水 新設m22,460
変わらず
横ばい
197
薄層カラー舗装工樹脂系すべり止め RPN-301m26,500
変わらず
横ばい
207
矢印説明

<市況(現況と見通し)>

  • 鉄筋工

    一般構造物
    東京
    圖師
    先行き気配

    値上げ交渉継続も、横ばい

     トン当たり65,000円と前号比変わらず。都心部では新規の引き合いが乏しく、需要は低調に推移している。専門工事業者は、慢性的な労働者不足および働き方改革の促進を背景とした人手確保に伴う人件費の上昇を転嫁するため、値上げ要求を強めている。一方、総合工事業者は、採算確保を重視し値上げの受け入れに慎重な姿勢を崩していない。先行き、横ばいの見通し。

  • ガス圧接工

    D25×D25
    大阪
    守田
    先行き気配

    労働者不足や施工コスト増加から市況上伸

     箇所当たり590円と前号比30円の上伸。専門工事業者は労働者不足や圧接材料のアセチレン価格の高騰による施工コストの増加を背景とした値上げを進めたことで、値上げ額の一部が浸透した。需要家である総合工事業者は、労働者不足の影響から新規工事の受注を抑制しており、採算確保の観点からもさらなる値上げの受け入れには慎重な姿勢を示している。先行き、横ばいの見通し。

  • インターロッキングブロック工

    直線配置 6cm
    東京
    先行き気配

    値上げ交渉が進展、200円上伸

     m2当たり6,700円と前号比200円の上伸。専門工事業者は製品価格の上昇を理由に総合工事業者との値上げ交渉を続けたことで、値上げ額の一部が浸透した。現場作業員の高齢化や慢性的な労働者不足が続いており、専門工事業者は値上げの積み増し交渉を継続していく構え。一方で、総合工事業者はさらなる値上げの受け入れには慎重な姿勢を示しており、先行き、横ばいの公算大。

  • 防護柵設置工(ガードレール)

    Gr-C-4E (塗装品)
    東京
    近松
    先行き気配

    値上げ交渉重ね、250円上伸

     m当たり9,000円と前号比250円の上伸。小規模工事や補修工事を中心に工事量は増加し、需給は引き締まりを見せる。専門工事業者は製品価格の上昇を理由に採算確保を図るために、値上げ交渉を継続。労働力を確保したい総合工事業者は理解を示し、これを受け入れた。製品価格は高止まりしており、専門工事業者は現行価格を維持する構え。先行き、横ばいの公算が大きい。

  • 道路標識設置工

    標識板設置 案内標識(新設) カプセルプリズム 2m2以上
    東京
    近藤
    先行き気配

    材料の値上がりを受け、3,000円上伸

     m2当たり98,700円と前号比3,000円の上伸。維持修繕工事を中心に需要が高まっている。専門工事業者は、製品価格の上昇を理由に採算確保を目指し、値上げ交渉を続けてきた。当初、需給が引き締まっていなかったこともあり、値上げ交渉は難航していたが、需要期に入り交渉が進展。労働力確保を優先した総合工事業者は、この値上げを受け入れた。先行き、横ばいの見通し。

  • 道路付属物設置工

    視線誘導標・土中 片面反射 φ100以下 支柱径φ60.5
    東京
    長谷川
    先行き気配

    値上げ交渉が進展、小幅上伸

     本当たり8,820円と前号比130円の上伸。小規模工事や補修工事が中心で、新規の道路工事は少ない商状。専門工事業者は慢性的な労働者不足などを理由に、適正利益確保の姿勢を強め交渉を進めてきた。総合工事業者は労働環境に理解を示し、値上げ額の一部を受け入れた。専門工事業者は工事量の動向を見極めながら値上げ交渉を継続する構え。先行き、横ばいの公算が大きい。

問い合わせ先

一般財団法人 建設物価調査会
  調査統括部 調査統括課
TEL:03-3663-3892